先週のことです。
ひどい鼻づまりと鼻水、それにのどの痛みのある風邪を引きました。その上、微熱もありました。
いくら鼻をかんでも、鼻がすっきりしません。頭がぼんやりしてきました。そして、鼻だけでなく、耳にも違和感がありました。
いつもは風邪を引いたときは、医師にはかかりません。しかし今回は、鼻だけでもすっきりさせたいと思い、耳鼻咽喉科を受診しました。
鼻の処置はすぐに済みました。しかし、左耳を診てもらった後で、医師から、「鼓膜が凹んでいる」と言われました。
すぐに耳の検査をしました。鼓膜の動きを見る検査と、聴力の検査を受けました。聴力の検査は、鼓膜を通しての検査と、骨伝導の検査でした。
検査を終えてから、医師から受けた診断は、鼻づまりからくる、軽い「滲出性中耳炎」でした。左耳の聴力も落ちていたのです。そして、抗生物質などを処方してもらいました。
診断を受けてショックではありました。でも、同時に、「受診してよかった」とも思いました。いつものように、医師にかからず、市販薬だけで済ませていたら、耳が炎症を起こしていることに、気づかずにいたかもしれません。また、内科にかかっていたら、診断は、もっと後になっていたと思います。
帰宅してからSNSに、耳鼻咽喉科を受診したことをアップしました。すると、鼻づまりから中耳炎と副鼻腔炎になったことがあるというコメントがありました。また、たかが鼻づまりと思っていたら、血管腫が見つかったというコメントもありました。鼻づまりから、こわい病気が見つかることもあるのだとわかり、身震いしそうでした。早くに耳鼻咽喉科を受診してよかったと思いました。
風邪は栄養と休養が大切と言われます。また、風邪には特効薬はないのだとも言われます。たかが鼻づまりで受診するなんて大袈裟だと言う人がいるだろうと思います。コンビニ医療などと言う皮肉も聞こえてきそうです。
しかし、鼻水や鼻づまりの症状を放っておいてよいということではありません。風邪のような症状が、おそろしい病気のサインであることも希ではありません。
あまりにも不快な症状であるならば、すぐに専門医を受診するべきだと思います。それに、単なる風邪の症状であるか、こわい病気のサインであるかは、素人には判断できないことです。安心するためにも、専門医に相談するべきだと思います。
ふと、医療保険の個人負担が3割と高いことも、思い浮かびます。誰でも、いつでも、医療機関にかかれるような制度が整うといいなと、思うのです。
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